ミニ株・単元未満株は危ない?ミニ株・単元株のメリット・デメリット

ミニ株・単元未満株

ミニ株・単元未満株とは

通常、株式投資は100株からしか注文できないため(株価×100)円用意しないといけないので自分の投資したい株の株価が高いときはハードルが上がってしまう。

例えば、任天堂の株を買いたいときは株価8598円(2024年6月27日時点)に100を掛けた約86万円を最低用意しなければいけない。

ミニ株・単元未満株とはその悩みを解消する、1株から購入できる株のことである。

メリット

株価の高い銘柄でも買いやすい

1株1万円を超えてしまうような株もあり、通常の100株取引では手が出しにくい。

そのため、1株単位で買えるのは非常に魅力的

分割買い・分割売りがしやすい

小資金だと分割して買うのが難しいが、ミニ株・単元未満株では小資金でも分割買いができるため、高値づかみのリスクが減る

また、売るときも分割売りがしやすいため、ある程度利益が伸ばせたら半分売ってみることもできる

分散投資がしやすい

1銘柄あたりの価格を抑えられるため、様々な銘柄に分散投資しやすく、リスク分散ができる

その時に、1銘柄あたりの価格を揃えやすいのもメリット

例えば、5銘柄を10万円づつ持ちたいときに、100株取引では1000円以下の銘柄しか選べないが、ミニ株・単元未満株であれば10000万円×10株や500円×200株など選択肢が広がる

ドルコスト平均法が利用しやすい(積立投資がしやすい)

基本的に個別株でドルコスト平均法は使いづらい。

何故なら、100株を購入した場合価格が下がったときに1.2倍の株数を購入したくてもミニ株・単元未満株でなければ120株を購入できないからである。

その点、ミニ株・単元未満株であれば株数の微調整が効き購入金額を揃えやすい。

また、ドルコスト平均法は積立投資なので少額から始められるミニ株・単元未満株と相性が抜群。

100株集まったら通常取引ができる

例えば分割買いで30・30・40株づつの3回購入したら、100株になるので通常取引が可能になり、ミニ株・単元未満株のデメリットが解消される

普通の株と同じように配当金がもらえる

1株からでも同じ利率で配当金はもらえるので長期保有におすすめ

株取引の練習になる

少額でできるのでダメージが少なく安心してトレーニングできる

デモトレードでもいいが、実際にお金を動かすことで自分のメンタルの動きが分かるので実践に勝る経験はない

デメリット

ミニ株・単元未満株に対応していない株もある

すべての株が対応しているわけではないので注意が必要。

また、リアルタイム取引に対応しているものと、寄りの成行注文(取引時間前に事前に注文)にしか対応していない銘柄もあるのでしっかり調べてから購入したい。

普通の取引より不利な価格になりやすい

成行注文にしか対応していないものもあり、高値づかみしやすい

また、指値注文できる銘柄であっても買うときは現在株価より少し高く、売るときは少し安く売ることになるため、不利な取引になる

ただし中長期保有であれば多少の値動きはあまり関係がないためそこまで気にする必要はない

損切りが遅れる可能性がある

リアルタイム取引に対応していないものもあり取引時間前にしか注文できないこともあるので株価が下落してもすぐに売り注文ができない

また、逆指値注文ができないので注意が必要。

株主優待がもらえない可能性がある

基本的に100株以上の保有で貰えるものなので優待狙いには向かない

ただし、ミニ株・単元未満株に対応した株主優待銘柄もあるのでしっかり調べてから購入したい

信用取引はできない

そもそも3倍買えるようにする信用取引と100分の1から買えるようにするミニ株・単元未満株は正反対の性質なので余り考える必要がないが、一応デメリット。

結論

  • 多少の高値づかみは問題にならない配当金目的や中長期投資向け
  • 少しでも安く購入する必要がある短期売買には向かない
  • ドルコスト平均法(積立投資)との相性が抜群
  • 損切りが遅れやすいので、許容できるリスクの範囲内での購入や値動きの少ない銘柄がおすすめ
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